講師紹介-手塚
「数学は美しく楽しい。是非共有していただけたら。」
手塚 勝貴（てづか かつき）
東京都国立市在住
数学オリンピックカナダ大会銅賞受賞
東京大学理学部数学科卒業
東京大学数理科学研究科博士課程卒業
【指導可能分野】
中学数学
高校数学
大学数学
ファイナンス講座
金融、統計講座など
【勤務経験】
みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社
金融工学部門（デリバティブ、コモディティーチーム）
（ディーラーの方達のための金融工学、統計活用、
システムメンテナンスなど担当。）
受験予備校模試制作部
（大学入試問題の過去問解答、模試作成、校正など）
個別指導塾
（中高生の受験対策、補習など）
【掲載実績】
OHM Bulletin 2015年 Vol.51 夏号
「n次元波動へのいざない─ホイヘンスの原理」
V.I.アーノルド 他『数学の最先端 21世紀への挑戦』
（シュプリンが−・ジャパン）翻訳
大学への数学 2015年8月号（東京出版）
巻頭言「金融の祭り」
皆さんへメッセージ
数学に関わってから長い時間が経ちます。
大学、大学院では研究生活をおくりました。
専門は幾何学の不連続群論という分野です。
実社会では、金融工学や統計を駆使する仕事についたり、
数学の大学入試のための模試作成、校正、や過去問解答、
個別指導などの仕事についてきました。
お客様とは、是非数学を通して、
数学の楽しさ、美しさ、厳しさなど、
様々な数学体験を共有させていただきたいと考えております。
また、数学を通して、数学以外にも
様々な角度から関わりあえたら、と思っております。
数学での研究生活では、数学をつくっていく過程で勉強の何倍も
深みを味わいました。格闘的要素もありつつ、定理の発見の喜びや
その後に展開される世界への夢がありました。
もともと芸術と思ってイデア的世界観を持って研究をしていましたが、
実際は技術的、発見的科学という感じで、
数学内部での異なる理論同士の融合を試みた感じでした。
つらい経験もいっぱいありましたし、
最先端の研究が意外と線形代数に帰着されたり、解析学で解決されたり、
定理は単純（結論は単純で途中過程の証明が登山の様）という経験
をしたり、色々な体験は一言では書ききれません。
周囲のサポートに感謝しております。この研究経験も数学を扱う上で
私のベースとなっております。
その後の金融工学や統計を扱う仕事での経験も
私にとっては大切な経験でした。
実社会への応用という事で、
ディーラーや職場の周囲の方々と数学を含めたリサーチや、
それを仕事に生かしてシステムに落とし込む経験をしましたが、
皆さまと数学体験を共有する際、やはりベースとなっております。
その後の大学入試問題の対策模試の制作や、個別指導は、数学の問題を解決する
trial and errorや楽しさを共有する上で、これも私にとって財産です。
数学に関わってから長い時間が経ちましたが、
皆さまとは数学で深くつながり、
数学以外でも楽しめたらと考えております。
ここ一年の事なのですが、数学とそれ以外の組み合わせを綴ったエッセイを
趣味で作成しています。
例えば、素粒子物理と数学や、太極拳と数学、
小説の紹介や、統計学雑感、量子テレポーテーション、意識と数学、
時系列解析の事、金融の世界について、などなど多岐に渡ります。
どんどん書き足してゆくつもりですし、こういう部分でも皆さまと関わっていけたら
と考えております。
